真田丸第三回「策略」感想

真田丸第三回「策略」を視ました。毎回毎回書いて申し訳ないですが、面白かったです。今回は「そう来る？？」って感じでした。



いやーみくびってましたね。第三回「策略」の予告編を視て、あー真田の庄に帰ってきり（長澤まさみ）と梅（黒木華）とほのぼのしたりするシーンが多かったりする、ちょっと箸休め的な回なのかな、とか思ってました。

出浦昌相（寺島進）や本多忠勝（藤岡弘）の演技は楽しみではありましたが、「策略」とか云いつつも、昌幸（草刈正雄）がやや見え見えな策略を仕掛ける位だろうとか思ってましたが、、、

こう来ますか！！と夕飯の鍋をつつきながら、思わずつぶやく私。
それは信幸（大泉洋）も怒りますよ。佐助やられて焦りましたよ。
ということで、面白かったポイントを記載します。

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戦国大名の人間関係が良く描けている

序盤の見せ場は信長に付こうとする昌幸に対して、同じ信濃の国衆の室賀正武（西村雅彦）が猛反発するシーン。
恐らくこの時期の真田の様な力の無い戦国大名は近隣の豪族仲間との関係はこんな感じだったのでしょう。

武田という重しが無くなったらすぐに喧嘩を始めるみたいな。
まさに食うか食われるか。この辺りは鎌倉時代の地頭からこんな感じだと思うのですが、良く描けてると思いました。
さすが大河ドラマ。

西村雅彦さんの演技も古畑任三郎とは違い、超シリアスです。（当たり前か）



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敵を欺くにはまず味方から

次の見せ場は昌幸の命を受けて、信幸が上杉景勝（遠藤憲一）へ密書を送ることになったシーンから。
昌幸が云うには、上杉景勝から味方につかないか、という誘いが有ったとのこと。
信幸も意外でしたが、自分も意外で、「あれ信長につくんちゃうの？」と思ったのですが、利用出来るものは利用する、という考え方に納得。

しかし、信幸とお供の佐助が室賀正武と出浦昌相が送った刺客に襲われ、佐助が切られて密書が奪われてしまいます。
えっ、ですよ。佐助が死ぬ？真田十勇士が序盤で死ぬ？三谷幸喜何やってんだよ！！と思いました。
しかし、信幸が昌幸に密書が奪われたことを謝罪するシーンで、何故か裏切ったはずの出浦昌相が二人の前に現れます。
自分も、

どのツラ下げて入って来たんだよ！！

と思いましたが、全ては昌幸の策略。
目的は織田信長に「真田は上杉からも誘いを受けるほどの有力者だ」と思わせること。
すげー。


人間って、相手が「自分はこういう人間だ」と云ってもなかなかすぐには信じませんが、周囲の人間から「あの人ってこういう人ですよ」と云われるとあっさり信じてしまうものなんだ、とビジネス書で読んだ事があります。

400年以上前の人がビジネス書に書いてある様なことをやるなんて。
というかビジネス書が、真田昌幸のこの策略を知ってて書いたんですかね。
まさに「策略」でした。

裏切りものっぽい雰囲気を、上手く出していた出浦昌相を演じた寺島進さんも良かったです。


藤岡弘さんの演技は、ちょっとまだ判定出来ないですね。


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まとめ

真田丸第三回「策略」超最高でした。
結構今まで歴史小説は読み込んでいたのですが、、、まさに権謀術数ですね。
次回も楽しみです！！

タグ：真田丸 寺島進 草刈正雄